家づくりブログ
木造住宅のメリット3選
こんにちは、岐阜のハッピーホーム後藤工務店 後藤です。
今回の地震で被災された方には心よりお見舞い申し上げます。
工務店の4代目として生まれ、27年間で何百棟という建物に携わらせていただいて今があります。
今日は、木造住宅のメリット3選をお話しします。
① 断熱性が高く出来るので冬暖かい
えっ?っと思われる方もみえるかもしれませが、これはもう建築関係者では常識的なところです。
柱や梁の部分には断熱材が厚くは入れられない事からそれら構造部分は、単純にその部材の断熱性が反映されると思っていただいて、木と他の構造材を比べてみましょう。
木造以外には鉄骨造やコンクリート造がある訳ですが、
例えばコンクリートは木よりも16.3倍も熱を透します。
鉄骨造に使われる鉄にいたっては木よりも480倍も熱を透します。
フライパンを思い浮かべれば納得ですよね。
逆に言えばそれだけ断熱性が低いという訳で、鉄骨系のハウスメーカーさんの家は夏暑く冬寒い家が多いというのも納得です。
ヨーロッパでは木の断熱材があるくらいですから、木造で建てるだけで、夏涼しく冬暖かい家にコスパ良く一歩近づく訳なんですよね。
② 安全に楽にリフォームが出来る
まずリフォームと言えば木の家しかイメージがないのですが、、、
木の家でしたら柱も丸ノコなどの電動工具で切れますが、例えばコンクリート造の家のリフォームはコンクリートカッターとハツリ機になるので時間も掛ればコンクリート埃も多く出ますし、大変そうです。
工期も長くなりますよね。
鉄骨造にいたっては、大きな構造材を触ろうと思ったらガス切断機で切断しなければいけないですから、相当の火花が出て周りに引火してしまうのでかなり危険ですね。
内部の軽量鉄骨の切断でも火花が出るので注意が必要です。
たまに商業施設の改装などの現場でも引火して火災事故を起こしていますよね。
また、鉄骨造やコンクリート造の家はリフォーム出来る会社がごく少数で探すのが苦労する気がします。
木造だから、リフォームが気兼ねなく安全に出来るんですよね。
③ 本物の木の家は本物の癒しを得られる
鉄骨系の家でも内装などで木っぽい物を張り巡らして、「木の家」に見える家はたくさんあります。
それだけ多くの人が木に癒されるし惹き付けられるからそういう家が多いんでしょうね。
商業施設でも木の内装の割合は増えていますしね。
ただ、構造から木で組み上げた建物には更なる癒しのパワーがあるように感じます。
それは最近増えてきた、木で構造が造られた大型建築物にも言えますし、
お寺や神社やお城がまさにそうで、日本人の心のよりどころとも言えるのではないでしょうか。
木造住宅と言ってもピンキリですが、やはり心惹かれる建物というのは「構造部分の木までをも見せた造り」というのが一つあると思いますので、上手に木をに見せた心安らぐ家を建ててお客様に喜んでいただきたいものです。
ハッピーホーム後藤工務店ではお客様の「好き」をお聞きして、それをカタチにしています。
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好きなものに囲まれて
楽しく暮らしてほしい
ハッピーホーム 株式会社後藤工務店
代表 後藤健太郎
岐阜県海津市海津町外浜84-1
TEL 0584-54-758
お客様に言われて嬉しかった言葉3選
こんにちは、岐阜のハッピーホーム後藤工務店 後藤です。
工務店の4代目として生まれ、地域のお客様や周りの方々に支えられて今があります。
今日は、お客様に言われて嬉しかった言葉を3つ思い出しながら書いてみます。
ちょっと自慢になってしまう予感がしていますが(笑)
実は他にも色々ありますが「3選」でやってますので、書けません(涙)
お客様からのお言葉一つ一つが支えになっております!
① 「後藤さんに出会えた事がすべてでした」
この言葉は忘れる事が無いです。
土地購入からの家づくりで、合計価格がご予算に合わず一度は冷却期間をおかれたお客様から3年ぶりにお声がけいただき、それからも展開があって建築をすることになりました。
私は「こんな展開あり?」と思いましたし、施主様も同じだったのではと思います(笑)
3年前は何とかご予算に合う土地は無いか、とご希望エリアを回って探していましたし、建築することになってからはウッドショック、コロナ、期限ヒヤヒヤの税金対策など、初めての事も共に経験しながらの感慨深い家づくりで、そして待ちに待ったお引渡し。
いつもニコニコのお施主様がまさかの涙で言葉が出ないご様子。それを見て私もたまらず涙…
「子供が遊ぶのを見守る事ができるこんな家が夢で... この家づくりの成功は後藤さんに出会えた事がすべてでした...」
身に余る賛辞です。
私としてはスタッフ始めいろんな人の協力があってお客様に誇れる家を造っている訳ですが、そのお言葉で改めて責任の重さを感じると共に、出会ってからお引渡しまでの5年間のことを思いだし、○○様もここに来るまでにやはりいろいろあったのだなと改めて感じた忘れる事のできないお引渡しでした。
② 「あの時は本当に嬉しかった」
父が自身の結婚を機に広い土地を求めて南濃町吉田に移転して、私は南濃町で生まれたわけですが、私が現場監督経験を3年した後に後藤工務店に入社してすぐ、まだ20代の頃。
台風の日でしたか、雨風の強い日の夜、自宅兼会社に近所のお母様から電話がありまして、「家のガラスが…」という事でした。
傘をさして歩いて伺うと、勝手口ドアが勢い良く締まった衝撃でガラスが割れて困ったご様子。 夜なのでサッシ工事店さんを呼ぶこともせず、自宅の隣の作業場でベニヤ板とノコギリなんかを調達して現場に戻り、ガラスの大きさにベニヤを切ってガムテープで表裏からべったり張り付けたりして一先ず終了。
後日すぐガラス復旧をしたわけですが、たったそれだけの事。
ただその後が普通の人と違っていて、事あるごとに奥様がその時のことを言ってくれるんです。 「あの時は本当に助かったし、嬉しかった」と。
そのガラス補修の事があった後、離れや母屋の建築や仕事場の建物の修理依頼、離れや母屋のメンテナンスなど、2年に1回以上は会社にお越しいただいている印象があるのですが、会って長い時間話していると良くその話をしてくれます。
小学校のころから「ケンちゃん」、今では「もうケンちゃんと言っとってはいかんよな~(笑)」と言っていただいている間柄なのですが、10年程前からは「ケンちゃん、初心を忘れたらだめだよ」と暗に教えてくれているのかなと思っています(笑)
③ 「後藤さんは人に恵まれている」
「今後も永続できる会社にしなければ」と模索しながら会社の体制を変えた40代中盤のころ、お施主様のお父様に言われた言葉もありがたいお言葉でした。
そのお父様の家の目の前にご子息様家族が家を建てられるという事で、まずそのお父様のお眼鏡にかなったことによりいただけたご縁だと感じており、現場を見たり弊社の現場監督や職人さんと話をしたりするのがお父様の日課になっていたと思います。
私も現場に行くたびにいろんなお話をお聞きしました。
もしかするとご子息様ご家族からのお話しよりもお話し量は多かったかもしれません(笑)
そんなお父様がお引渡し間近になって「後藤さんのところは人に恵まれている」とニコニコしながら仰ってくれました。
私も、そうでしょ、そうでしょ(心の中)と見る人はちゃんと見ていてくれているんだな、とうれしくなったものです。
またそのことを思い出して今思うのは、私自身が自分のすべき業務を優先順位を変えながら隙間なく詰め込むタチで、そういった感謝の気持ちを周りの方に伝えられていない時があるので、心の余裕とでもいうのでしょうか、そういうところは見習いたいものだと思います。
ハッピーホーム後藤工務店ではお客様の「好き」をお聞きして、それをカタチにしています。
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日本瓦の屋根をやめるメリット3選
こんにちは、岐阜のハッピーホーム後藤工務店 後藤です。
今回の地震で被災された方には心からお見舞い申し上げます。
工務店の4代目として生まれ、27年間で何百棟という建物に携わらせていただいて今があります。
今日は、日本瓦の屋根をやめるメリット3選をお話しします。
日本瓦の家を代々建ててきた後藤工務店ですが、震災と時代の流れで教えられた事を教訓に、事実に向き合わなければいけないと思っています。ここで言う日本瓦は今時の釘打ち施工ではなく、昔の土葺き施工の話となります。
① 地震に対して強くなる
日本瓦って分かりますか?
お寺や神社の屋根に載っている大きく波打ったねずみ色の瓦です。
住宅用では青や緑色のものもあって廻りを見渡せばまだたくさんありますよね。
地震のニュースになると、古い木造住宅が倒壊している画像が流れますが、そのほとんどが残念なのですが日本瓦の建物の様な気がします。
倒壊の原因は昔の簡易的な工法である事や老朽化よる強度低下という部分もありますが、やはり屋根瓦の重さの影響も大きいと思います。
最近のガルバリウム鋼板の屋根に比べると、その差は雲泥の差です。
例えば、ガルバリウム鋼板は3㎏/㎡程なのに対して、日本瓦は45~55㎏/㎡。
30坪程度の平屋で例えば屋根面積が140㎡とすると、重さが6t~7.3t違います。
瓦だけならまだしも、それに土葺きですとさらに大量の土が載っていてもっと重いので、やはり建物には影響が出ると思います。
② 建物をスタイリッシュにできる
スタイリッシュにできる理由は、今時の感性に合う家のバリエーションが増えるからです。
屋根には雨を流すために勾配(傾斜)がついている訳ですが、日本瓦の場合は隙間が多いので20度より緩くすると、雨漏りのリスクが高まります。
方やガルバリウム鋼板の場合は、5度くらいまで可能で日本瓦に比べるとかなり屋根勾配を緩くできるんですよね。
それによって何が変わるか、、、
例えば片流れ屋根の家でも家を低くスタイリッシュに見せられる訳です。
太陽光発電の普及と相まって増えましたよね、片流れの屋根!
③ 太陽光パネルが後からでもリスクなく載せられる
まずは、、、
見ず知らずの太陽光発電の会社さんが「太陽光パネルを載せると得しますよ!」という感じで営業電話があったり訪問されたりする事もありますが、そんな時は瓦屋根のお宅には100%お勧めしません。
そもそも、電話勧誘や訪問販売の会社さんの太陽光パネルの提案が本当にメリットの高い物かの疑いがあります。
要するに提示金額が妥当かどうか、それは検討すれば良い事です。
こわいのは、そういう会社さんは”太陽光パネルを販売することが唯一の目的”であるという事。
この競争の激しい世の中でその会社さんが一年後に残っている可能性、残っていたとして、しっかりアフターサービスしてくれる距離の会社さんかどうか。
そんなリスクもある太陽光パネルですが、建物的には”ガルバリウム鋼板の縦ハゼ葺き”に関しては、屋根からの雨漏りリスクは無く設置ができます。
方や、瓦屋根の場合は、新築時に載せる場合はそのように専用瓦などを使ってのせるのですが、後から載せる場合は細心の注意が必要です。
で、そこは、建ててもらった住宅会社さんへに相談するのが良いでしょう。
雨漏りなく設置できるかや、屋根を弱らせないかの判断は、その屋根や瓦の構造を知っている会社さんに聞くのが間違いありません。
何はともあれ、家の事は建ててもらった住宅会社さんに相談するのが賢明です。
この機会に屋根の事についてもご家族で話し合っていただくと良いのではないでしょうか。
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ハッピーホーム 株式会社後藤工務店
代表 後藤健太郎
岐阜県海津市海津町外浜84-1
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地震に強い家のポイント3選
こんにちは、岐阜のハッピーホーム後藤工務店 後藤です。
今回の地震で被災された方には心からお見舞い申し上げます。
工務店の4代目として生まれ、27年間で何百棟という建物に携わらせていただいて今があります。
今日は、地震に強い家のポイント3選をお話しします。
①屋根が軽い家
20年前の家と今時の家では何もかも変わりましたが、屋根にガルバリウム鋼板を採用する会社も増えてきました。
昔はトタン屋根と言われやすい家のイメージがありましたが、見た目もスッキリしていて雨漏りにも強く屋根の傾斜が緩くできる事からいろんな家のデザインに対応できます。
で、近年のオシャレなデザインの家との相性の良さで急激に増えてきました。
オシャレな上に軽くて地震に強いから増えたのか、地震に強い屋根材でと今時の家を設計したらオシャレになったから増えたのか、どちらが先かは分かりません。
デメリットもありますが、この先も無くならない屋根材という事は間違いないと思います。
②重心が低い家
屋根を軽くするという事は重心を低くする事にもなりますが、多くの方がイメージする様に二階建てでなく平屋を選択するのも地震にはとても有効です。
これから建てる方でしたら一考の価値ありですよね。
ただ、こちらもメリットばかりではなく万が一の洪水と考えると怖いというお気持ちも分かりますし、単純な二階建てよりは価格は高くなりがちですので、そこをどう考えるかかと思います。
あとは広い土地さえあれば!というとこですよね。
③構造が強い家
屋根を軽くしようが、平屋建てだろうが、倒れる建物もあります。
構造的に弱い建物ですよね。
昔からある車庫などは大工さんの勘や昔からある「車庫ってこんなもんでしょ」というイメージで造られていたりするので、構造計算もされていなければ、道路側1面だけ壁が全く無かったりで不安定極まりなかったり、古い物は耐震用の金物も使われていなかったりで揺れに弱いものが多いものです。
そういった建物は周りはそんなに被害が大きくないのに残念ながら、、、という事もありえます。
今一度、地震への備えについてご家族で話し合っていただくと良いのではないでしょうか。
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地震の安全性を高める3つの方法
こんにちは、岐阜のハッピーホーム後藤工務店 後藤です。
今回の地震で被災された方には心からお見舞い申し上げます。
工務店の4代目として生まれ、27年間で何百棟という建物に携わらせていただいて今があります。
今日は、地震の安全性を高める3つの方法をお話しします。
① 屋根を軽くする
特に田舎の古い家、中でも立派な家は日本瓦の家が多いですよね。
日本瓦って分かりますか? お寺や神社の瓦の様な大きく波をうった瓦です。
お寺の瓦の様なツヤの無い鼠色のものは「いぶし瓦(又は粘土瓦とも呼ばれます)」ですし、同じ鼠色でもツヤのあるテカったものは「陶器瓦」ですが、どちらも日本瓦と呼ばれています。
岐阜県西濃地域ですと三河の瓦も良く使われ50年ほど前には青や緑などの色もありましたし、周りを見渡せば今でもまだまだ見かけます。
この日本瓦は近年良く使われている平板瓦と違って厚みがあって重いだけでなく、昔は「土葺き」と呼ばれる工法で葺かれていました。
20年程前からは土を減らし釘止め兼用の「なじみ葺き」、15年程前からは土は要所だけで基本的には釘で固定する「釘打ち施工」になり土の量は激減しましたが、今から20年以上前の建物は完全に土の粘着力だけで瓦を葺いていて、50坪の家でダンプ2~3車の土が屋根に載っているような気がします。
なので最近の家の屋根と比べるととても重いのです。
先の地震を見ても古い家ほど屋根の葺き替えを考える時には、瓦から軽い屋根材へのリノベーションをすると良いのかなと思います。
② ガラスを安全にする
とは言っても屋根を軽くするのは、費用もかなり掛かる事ですし、ご年配の施主様にはなかなか受け入れられないのではとも思っています。
現に3代目社長である父に、「屋根瓦を降ろすことを顧客様に勧める前にうちの家でしてみるか?」と相談したところ、「そーんな事する必要ない!」と一蹴されましたし(笑)
ジェネレーションギャップはなかなか埋まらないものです。
そんな後藤家が20年ほど前にした耐震対策が、家の中の木製建具のガラスをアクリル板に変えた事です。当時で築70年ほどの家で家の中がガラス戸だらけだったんですね。それをすべてアクリワーロンというガラス模様のアクリル板に変えました。
そして外部の窓も南側の大きな掃き出し窓だけフィルムを貼ったような気がします。
割れたガラスで大けがをすることも多いと聞いたからです。
③ 思い切って建替える
そんな風にガラスにお金を掛けたわけですが、その5年ほど後には建替える事になりました(笑)
子供が生まれ、子供の勉強部屋をどこに設けようかあれこれ協議もしていたのですが、なかなか気の進む案が決まらず、大きな台風を経験したりしている内に、結局父の鶴の一声で決まりましたね(笑)
その後もあれこれ大変でしたが、いざ出来上がるとやっぱりあの時決断して良かったと思います。
台風や地震で倒壊などへの不安が一斉無くなりました。
唯一残念なのは、当時はまだ日本の伝統工法ともいえる土壁造りで、かつ「夏涼しく冬暖かい」を模索していて、今している家づくりとは違う、ちょっと昔の快適性の家になってしまったという事です(笑)
そんなこともあって、人一倍、省エネ・快適性にこだわっているというのはありまして、そこにはずっとこだわっていくでしょうね。
冬寒いのは大嫌いなので!
ちょっと話がそれましたが、
今一度、地震への備えについてご家族で話し合っていただくと良いのではないでしょうか。
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