家づくりブログ

2024-02-04 20:11:00

日本瓦の屋根をやめるメリット3選

 

こんにちは、岐阜のハッピーホーム後藤工務店 後藤です。

 

 

今回の地震で被災された方には心からお見舞い申し上げます。

工務店の4代目として生まれ、27年間で何百棟という建物に携わらせていただいて今があります。

今日は、日本瓦の屋根をやめるメリット3選をお話しします。

日本瓦の家を代々建ててきた後藤工務店ですが、震災と時代の流れで教えられた事を教訓に、事実に向き合わなければいけないと思っています。ここで言う日本瓦は今時の釘打ち施工ではなく、昔の土葺き施工の話となります。

 

 

① 地震に対して強くなる

 

日本瓦って分かりますか?

お寺や神社の屋根に載っている大きく波打ったねずみ色の瓦です。

住宅用では青や緑色のものもあって廻りを見渡せばまだたくさんありますよね。

地震のニュースになると、古い木造住宅が倒壊している画像が流れますが、そのほとんどが残念なのですが日本瓦の建物の様な気がします。

倒壊の原因は昔の簡易的な工法である事や老朽化よる強度低下という部分もありますが、やはり屋根瓦の重さの影響も大きいと思います。

最近のガルバリウム鋼板の屋根に比べると、その差は雲泥の差です。

例えば、ガルバリウム鋼板は3㎏/㎡程なのに対して、日本瓦は45~55㎏/㎡。

30坪程度の平屋で例えば屋根面積が140㎡とすると、重さが6t~7.3t違います。

瓦だけならまだしも、それに土葺きですとさらに大量の土が載っていてもっと重いので、やはり建物には影響が出ると思います。

 

 

② 建物をスタイリッシュにできる

 

スタイリッシュにできる理由は、今時の感性に合う家のバリエーションが増えるからです。

屋根には雨を流すために勾配(傾斜)がついている訳ですが、日本瓦の場合は隙間が多いので20度より緩くすると、雨漏りのリスクが高まります。

方やガルバリウム鋼板の場合は、5度くらいまで可能で日本瓦に比べるとかなり屋根勾配を緩くできるんですよね。

それによって何が変わるか、、、

例えば片流れ屋根の家でも家を低くスタイリッシュに見せられる訳です。

 

太陽光発電の普及と相まって増えましたよね、片流れの屋根!

 

 

     太陽光パネルが後からでもリスクなく載せられる

 

まずは、、、

見ず知らずの太陽光発電の会社さんが「太陽光パネルを載せると得しますよ!」という感じで営業電話があったり訪問されたりする事もありますが、そんな時は瓦屋根のお宅には100%お勧めしません。

そもそも、電話勧誘や訪問販売の会社さんの太陽光パネルの提案が本当にメリットの高い物かの疑いがあります。

要するに提示金額が妥当かどうか、それは検討すれば良い事です。

こわいのは、そういう会社さんは太陽光パネルを販売することが唯一の目的であるという事。

この競争の激しい世の中でその会社さんが一年後に残っている可能性、残っていたとして、しっかりアフターサービスしてくれる距離の会社さんかどうか。

そんなリスクもある太陽光パネルですが、建物的にはガルバリウム鋼板の縦ハゼ葺きに関しては、屋根からの雨漏りリスクは無く設置ができます。

方や、瓦屋根の場合は、新築時に載せる場合はそのように専用瓦などを使ってのせるのですが、後から載せる場合は細心の注意が必要です。

で、そこは、建ててもらった住宅会社さんへに相談するのが良いでしょう。

雨漏りなく設置できるかや、屋根を弱らせないかの判断は、その屋根や瓦の構造を知っている会社さんに聞くのが間違いありません。

何はともあれ、家の事は建ててもらった住宅会社さんに相談するのが賢明です。

 

この機会に屋根の事についてもご家族で話し合っていただくと良いのではないでしょうか。

 

 

ハッピーホーム後藤工務店ではお客様の「好き」をお聞きして、それをカタチにしています。

 

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楽しく暮らしてほしい

 

ハッピーホーム 株式会社後藤工務店

代表 後藤健太郎

岐阜県海津市海津町外浜84-1

TEL 0584-54-7588