家づくりブログ

2023-08-16 21:37:00

部屋の床で出来れば選んでほしくない物。

 

お盆休みも今日で終わり。

長い休みは意外と疲れてしまうので苦手かもしれません(笑)

 

 

おはようございます。

夏涼しく冬暖かい生涯価格がお値打ちな家 を一棟一棟丁寧にをモットーに木の家づくり・リフォームをしております、岐阜県海津市、ハッピーホーム 株式会社後藤工務店の代表 後藤です。

 

前回ブログで床の不具合も簡単に直せてしまう無垢床の利点をお伝えしましたが、今日はその逆を紹介しようと思います。

 

それは「カラーフロアー」と呼ばれるものなのですが、出来ればお客様には選んでいただきたくないので「どうしても」という場合にはそのデメリットも当然お伝えしてから採用していただいています。

 

なぜ選んでいただきたくないかというと、その耐久性に疑問があるからです。

 

「複合フロアー」や「既製品フロアー」「木質系フロアー」とも呼ばれますし、「〇〇〇フロアー」の部分を「〇〇〇フローリング」と呼ぶメーカーもあります。

 

皆さんが知っているような大手メーカーさんで作られている事が多いですよね。

 

 

さてさて、その耐久性とはいかに。

 

20年ほど前に貼ったというお宅の写真を見てみましょう。

 

 

子供さんが生まれるのを機にリフォームで床暖房を入れてその上に大手メーカーの床暖房対応の「カラーフロアー」を貼ったとの事です。

 

現在の様子↓

1表面割れ.jpg

 床全体に表面割れが出てしまっています。床暖房を3年程しか使用しなかったそうですが、それが劣化の進行を速めてしまったのもあるでしょう。

 

これだけならまだ良いのですが…

 

 

めくれている所が多数↓  ジョイント部分が弱いのでどうしてもそこからめくれてしまいます。

2ジョイントめくれ.jpg

この程度なら良いのですが、、、

 

 

リビングテーブル周りが実はこんな状況↓  よく人が通る所はさらに傷みが早いです。

3テープで補修.jpg

悲惨すぎて、又、プライバシーの関係もあって部屋全体は写せないのですが、かなりの量のガムテープでジョイントのめくれが止めてあるという可哀そうな状況。

 

 

長年の経験からこういう状況を見てきていますから、やはり床は「無垢だな」という結論に至っております。

 

 

弊社のお客様のお家では絶対起きてほしくないと思う事例です。

 

なので、それを貼りたいという方には阻止を試みるのですが、それにしかない今時の色柄に惹かれている場合はなかなか難しい事もああり、最終的にはお施主様の言う事を聞くこともあります(涙)

 

 

 

それでは。