家づくりブログ

2018-11-16 21:55:00

現実的な予算で省エネでナチュラルな住まいをつくる方法

台風21号の修理対応の忙しさもあって

しばらくSNS・ブログをお休みしていました〜

 

さて、来春の期間限定モデルハウスの完成に向けて、

いよいよ今週工事スタートしました!

すでにその間取りプラン“いえカフェ” スタイルを

お客様に見ていただきましたが、

評判がいいので完成が楽しみです!

 

 

おはようございます。

ハッピーホーム 株式会社後藤工務店の代表 後藤です。

 

 

突然ですが、

最近では、家は高断熱が当たり前です。

 

断熱を強化することにより、同時に気密も強化することができ、

外からの熱気や冷気の侵入を防げるようになり、

また、中から外へ逃げていく熱も少なくなります。

 

つまり、家の中の温度コントロールを少ないエネルギーで素早く出来るようになり、

夏や冬でも快適に過ごせる、というメリットがもたらされるんです。

 

 

そして、それに加えて太陽の直射光による熱や光、

また、風といった自然の力を最大限に利用していく”パッシブ設計”により、

冷暖房機器の使用を抑えれば、光熱費もカット出来るのはもちろん、

結果、二酸化炭素排出も削減出来て、地球温暖化の抑制にも貢献できます。

 

 

このパッシブ設計の家づくりが出来れば申し分ないのですが、

しかしながら、その実現は多くの方にとって難しい、というのも事実です。

 

 

まず、パッシブ設計を出来る住宅会社は少ない、という事。

住宅価格を抑える事を主眼とした設計や、デザイン優先の設計が巷には多いようです。

 

 

またパッシブ設計は土地購入費用が割高になりがちです。

なぜなら、太陽の日差しを室内にたっぷり取込もうと思えば、

南の方角には、太陽の日差しを遮るものがないような土地でないといけないですし、

東の方角のも出来れば障害物がない土地を選んだ方が、

この設計によるメリットを、より活かすことが出来るようになる、

と設計者の間で考えられているからです。

 

 

なぜなら、太陽高度と言いますが、

昼間の太陽の高さは、夏は位置が高いものの、たっぷり日差しを取り入れたい季節である冬は

ものすごく低くなるので、南側に障害物があると日差しが家の中に入らない、

という場合があるからです。(夏至は77度ぐらいで冬至は33度ぐらいと言われています)

東に至っては、1年を通して変わりなく太陽高度の低い方向ですしね。

文字で書くだけでは分かりにくいかな。

 

なので、家を建てる敷地は、

南と東に向かって充分なゆとりが必要、となってしまいます。

 

その結果、それなりに広い土地を購入せざるを得なくなってきてしまうので、

土地取得費がずいぶんと割高になってしまうわけです。

 

となると、土地価格が高いエリアで、この設計を最大限に活かした家づくりをしようと思えば、

よりお客様にかかってくる負担が大きくなってしまいますし、

そうなれば、親御さんからの援助がたくさんあるか、

よほど収入の高かったり、半端ない額の貯蓄がある人でなければ、

そもそも家を建てること自体が難しくなってしまうし、

もし、ローンでその不足分をまかなうことが出来たとしても、

無理なローンはあなたを苦しめることになってしまうかもしれません。

 

土地の面積に連動して、庭の工事費用だって高くなってしまうし、

土地面積が大きくなれば、固定資産税だって高くなってしまいますしね。

 

また、土地価格が安いエリアで、

予算やローンへの負担はそれほどまででもなかったとしても、

庭の維持管理も大変な手間と作業になってきますよね。

 

 

では、太陽の日差しを100%確保出来るという点において、

人気のある南側道路の敷地を購入する場合、

このパッシブ設計を活かせるでしょうか?

 

この場合も、小さな面積の土地では出来ない場合があります。

 

というのも、南道路の場合、南側の大きな窓の外が駐車場スペースとなってしまいがちで、

駐車場に普通にコンクリートが打設された場合には、

夏の厳しい日差しがコンクリートに照り返され、

その熱が、ガラス窓を通して家の中に入ってくることになりがちだからです。

 

 

ですから、そうならないようにするためにも、

たとえ南道路の土地だったとしても、東西にも、そして南北にも

ゆとりのある少々広めの土地を選ぶようにした方がいいということになります。

 

 

このように、パッシブ設計を最大限に活かした住まいにしようと思うと、

家だけでなく、土地にも庭にもより大きな費用がかかりがちなので、

気を付けたいところです。

 

 

では、一体どのようにすれば、断熱性能に優れた省エネな住まい、かつ

自然の恩恵を受けられるナチュラルで素晴らしい住まいを建てることが出来るのでしょうか?

 

しかも、建てた後の暮らしにしわ寄せが来ない現実的な予算の中で。

 

ということで、この方法については次回お伝えしていこうと思います。

 

それでは、また!

 

 

 

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