家づくりブログ

2018-09-21 21:50:00

土地購入する誰もが知っておくべきこと

台風21号被害の修理依頼がまだ続いています。

 

一つ一つの被害の規模は小さいですが、今回は数が多いですね。

多分80件突破です。

 

スタッフが手分けして対処してくれているので、心強いです。

 

稼働中の新築現場もありますので、今週も休日返上で対応中です!

 

 

 

おはようございます。

ハッピーホーム 株式会社後藤工務店の代表 後藤です。

 

 

“商品”として販売されているモノで、

未完成な状態のまま店頭に並んで販売されているものなど

日常生活の中ではまずないですが、

“土地”というものに限っては、未完成な状態、

あるいは不完全な状態で販売されていることが多々あります。

 

つまり、土地は買ったら、

すぐに家が建てられるものばかりではなくて、

そこからさらに費用をかけて手を加えて、

初めて家を建てられる状態になるという土地もある、ということなんですよね。

 

 

 

例えば、雑誌やネットに載ってる表示価格で、安い!と思ってその土地を買ったのに、

いざ家を建てようとしたら、水道を前の道路から敷地内に引き込まなければいけなかったり、

隣との境界を明確にするために、境界ブロックを作らなければいけなかったり、

田んぼや畑の場合だと、さらに土を入れ替えたりしなければいけなかったりします。

 

また、農地を宅地に変える手続き費用がけっこう掛かったり、という場合もあります。

 

 

ですから、土地を買う時には、しっかりと事前に調査する必要があるんですよね。

 

 

知り合いの工務店社長から聞いた話ですが、こんなケースもありました。

 

あるお客様から、気に入った土地が見つかったので、

そこで間取りプランを考えて欲しいとの依頼があった時の事。

 

プランを描く時、

まずは、その敷地についてしっかりと調査をするのですが、

調査の結果、その土地から、問題点がいくつも浮かび上がってきたそうです。

 

まず、その土地は、新しく区画分けされた分譲地であるにもかかわらず、

なぜか水道が引き込まれていませんでした・・また、土は畑土のまま・・

さらに、その土地はもともと農地だったのですが、

通常売主側が行なう “農地転用(農地を宅地に転用する申請)”を

買主側がしなければいけないというものだったそうです・・

 

要するに、一般的に分譲地と言うと、

水道は引き込まれて、土は良い土砂で整地されて、

販売時にはすでに宅地になっているもの、というのが普通なのですが、

それらが全て出来ていなかった…ということです。

 

その結果、この土地を買うためには、水道引き込み工事(約25万円〜30万円)、

土の入れ替え工事(約坪1万円×その土地の坪数)、農地転用費用(約10万円)、

地目変更登記(約3万円)といった費用が別途でかかってくるということになります。

 

しかも、当たり前ですが、まだこれに加えて、仲介手数料(土地代×3%+6万円)×消費税、所有権移転登記費用(約10〜15万円※土地の評価額によって異なる)、

境界ブロック工事費用(12,000円/m×境界の長さ)×消費税、水道加入金(50,000円〜200,000円※市町村や口径によって異なる)も必要になるわけですから、

土地代以外に、かなりの費用がかかることになってしまいます。

 

結局、それらの費用を全て算出したら、

概算でも150万円ぐらいは必要ということになったそうです。

 

それをご説明すると、お客様はビックリされたそう。

 

 

 

しかし、土地購入ではこういったことが、ごくごく当たり前のように起こります。

良い土地を求めて長い期間苦労される方も多いですから、

その分、冷静に見られなくなるのかもしれませんね。

 

ですから、もしあなたがこれから土地を買おうと思っているならば、

良いなーと思っている土地について、

費用面においてもしっかり調査してから買うようにしていただければと思います。

 

それでは、また!

 

 

 

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