家づくりブログ

2018-05-22 22:26:00

土地が広くなれば・・・

私は、夜のニュースを見るのが日課なんですが、

最近は釈然としないニュースが多いですね。

見ていると腹が立ってくる事が多いですが、

性格でしょうかね〜。(笑)

 

おはようございます。

ハッピーホーム 株式会社後藤工務店の代表 後藤です。

 

広い土地に豪華な家。

ゆったりとした駐車場の奥には

花壇もあり、子供たちが遊べるぐらいの広々とした庭。

家を建てるとしたら、一度はこのような家を思い描きませんか?

 

確かに、広い土地があれば、

駐車場もゆったりとつくれますし、

植栽や家庭菜園スペースもできるでしょう。

 

また、敷地内でのびのびと子供たちを遊ばせられる

大きな庭をつくることも出来るでしょう。

 

しかし広い土地を求めると、地域にもよりますが、

どうしても土地の値段が高くなってしまいます。

 

ですから、広い土地を買うということは、

予算面から考えると良いことではありません。

 

しかも、広い土地になると、

家もそれに合わせて、大きくなりがちです。

 

敷地が広いと、あれも欲しいこれも欲しいという要望を、

実現できてしまうので、

知らぬ間に家も広くなってしまうんですね。

 

さらに、庭の工事費用にしても高くなっていきます。

敷地が広ければ、その分、外周の距離が長くなり、

境界に設けるブロック塀やフェンス費用も高くなりますし、

敷地が広ければ、敷地の整地費用だって高くなりますからね。

 

また、庭の工事というのはけっこう費用がかかるもので、

お客様の予想と見積り額に開きがある事が結構多いので、

充分に気を付けていただければと思います。

 

そして、敷地が広くなれば、庭の維持管理も増えます。

広ければ広いほど、草が生えてくる場所も広くなるんですよね。。

 

やっぱり、どれだけ庭が広く、カッコいい家を建てたとしても、

草木が生え放題だったり、ゴミで散らかっていたのでは、

見栄えが悪いですよね。

土地が広いとそれだけ維持管理が大変なことも忘れないで下さい。

 

また、土地が広いと税金が高くなるのも見過ごせない部分です。

まず、土地を購入した時に一回だけかかってくる不動産取得税が高くなります。

この税金は、60坪ぐらいの土地までであれば、

控除を受ければ支払った費用が全額返ってきますが、

それ以上ですと、いくらか税金を納めないといけなくなります。

 

そして、毎年支払う必要のある

固定資産税も高くなってきます。

この固定資産税は、200㎡(約60坪)の土地までに関しては、

その土地の評価額を6分の1にしてくれるのですが、

200㎡を超えた部分に関しては3分の1にしかしてくれません。

 

具体例を挙げるとすると、

坪12万円の評価の土地を購入する場合、

50坪で購入するならば、12万円×50坪×1/6×1.4%(固定資産税率)

=14,000円の税金となるのですが、

100坪購入するとなると、

((12万円×60坪×1/6)+(12万円×40坪×1/3))×1.4%

=39,200円の税金がかかってくることになります。

 

さてこのように、土地が広いと

土地購入費用が高くなるだけでなく、

家の建築費用も高くなりやすく、

庭の費用も高くなり、

それから維持管理費用も高くなってしまうという

リスクがあるという事なんですね。

 

せっかく家を建てるんでしたら、豊かに楽しく暮らしたいですよね。

 

見栄を張らず、現実を見据えながら、

身の丈に合った予算を把握して、

その中で最大限理想を叶えるようにする。

 

これからの時代、そんな家づくりが良いのではないでしょうか。

 

 

あなたは、どう考えますか?

 

 

 

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