最近は暑いと思ったら、急に寒くなったりして

服選びが難しいですね。

春の服に替えてしまっているので、

寒いときには冬用の分厚い上着をまた着たりして・・・

 

 

おはようございます。

ハッピーホーム　株式会社後藤工務店の代表　後藤です。

 

一般的に土地の中でも人気のある、

いわゆる『南側道路の土地』は

土地を買おうと思っている大多数の方が候補に入れるのではないでしょうか。

陽がよく当たって明るそうですし、洗濯物もよく乾きそうですし、

気持ちよく暮らせるイメージがあるかと思います。

しかし現実は、そうとも限らないんですよね・・・

 

 

今回はその理由についてお伝えしようと思います。

まず、南道路の土地で設計する場合、安直に考えれば、

家の居室全てを日当たりの良い南側に配置したくなります。

そして、それらの居室の南面には床までの大きな窓をつくるでしょう。

ちなみに床までの大きな窓は、専門用語で「掃き出し窓」と言います。

 

普通に考えれば確かにに明るくて気持ちの良い家でしょう。

しかしもう少し想像力を働かせてみますと・・・

 

大きな窓にはカーテンを付けないでしょうか。

また南側道路のお宅は玄関も南側に配置することが多いですが、

道路が南側、玄関も南側だとしたら

間違いなくカーテンは閉めっぱなしにしないでしょうか。

だって外から丸見えですもんね。

 

価格交渉が出来ない高い土地を買い、

高いお金を出して大きな窓をたくさんつくり、

明るくて過ごしやすい家にしたはずなのに、

さらに高いお金を出して、割高なカーテンを購入し、

その明るい窓をわざわざ暗くすることに・・・。

それでもさらに、防犯面、プライバシー面で不安が残るという理由で、

高い塀を造ったり、植栽をたくさん植えたりして、

知らない内にさらなる出費をすることも・・・。

 

また、大きな掃き出し窓にすると、

東海地方では台風対策でシャッターがほしくなりますよね。

コスト重視やデザイン重視の住宅会社はシャッターを付けませんが、

良心的な住宅会社はシャッターをつける事を提案します。

シャッター、高いんですよね・・・。

 

このように、土地代だけじゃなく、

カーテン費用やシャッター費用、庭の費用もかさんでくる・・・。

そう、答えは建築費や外構費も高くなる事があるという事です

 

 

一番残念なのは、それだけ余分に出費したのに、

家の中が暗いので、昼間もほぼ照明がつけっ放しで、電気代がかさんだり、

掃き出し窓だけに防犯面が心配で窓が開けられないので

逆に風通しが悪い、という事です。

 

結論、『南側道路』の様な誰もが狙っているような土地は、

土地代が高いだけでなく、

場合によっては、さらに残念な結果になる可能性も高いんですよね。

 

ただ、もし、そういった土地を購入したとしても、

直射光と天空光の2つの光を巧く利用した高度な設計をすれば、

必要以上のお金を出さなくて済むと思います。

要するに、設計次第でコストは抑えられるという事ですね。

 

どんな土地でも、その土地のメリットとデメリットの両方を巧く利用しつつ、

あなたのご家族が暮らしやすいように、

その土地の合わせて設計していくのが『注文住宅』ですからね。

 

 

これを読んだ皆さんには、

限られた予算の中で理想の家が建てられるように、

土地に必要以上のお金を使わないようにしていただければ、と思います。

 

それが、

理想の家づくりを実現させる最大の秘訣ですから。

 

それでは、また！