家づくりブログ

2018-04-05 21:54:00

家だけでなく土地や外構費用のことも考慮していますか?

桜の季節も終わってしまいましたね。

今年は咲くのも散るのも早かったような気がします。

 

仕事が忙しいのはうれしい事ですが、

お花見を企画する暇もなく、あっという間に過ぎてしまって

何かさみしいような気が…

 

 

おはようございます。

生涯価格がお値打ちな家を一棟一棟丁寧に、

をモットーに木の家づくり・リフォームをしております

岐阜県海津市、ハッピーホーム 株式会社後藤工務店の代表 後藤です。

 

 

家づくりにおいて、

・どんな土地を選べば良いか?

・外構工事にどれくらい予算が必要か?

というのは、あなたが建てたいと思う家の趣によって

かなり異なってくるものです。

 

例えば、あなたが太陽光発電をたくさん載せて、

さらに自然エネルギー(光・風・太陽熱など)も活かして、

過ごしやすく(プライバシー)また環境にも家計にも優しい家を建てたいと思うなら、

日当たりをしっかり確保しつつ、

同時にプライバシーもしっかり確保出来るような土地を購入すべきです。

 

となると、南側に道路のある土地がベストですが、

その場合は、南に駐車場を取っても、

プライバシー確保のための広さがある土地が

最も理想的となりますよね。

 

あるいは、南側に道路がない場合は

さらに日当たりがしっかり確保できるぐらいの

広々とした土地が理想的となります。

 

 

いわゆるパッシブ設計と言われている

“自然の力を最大限に利用する”をコンセプトにした設計や、

太陽光発電を搭載するような家にしたいと考えた場合、

 

立地条件が良いことや、土地が広いことが必要なので、

土地の購入費用が、それなりに高くなる可能性もあります。

 

また、太陽の熱を上手く利用する場合、

直射光を室内に採りこむことを前提とした間取りとなるので、

外に向かってオープンな家になり、

それを季節によってコントロールするコンセプトの為、

それなりに外部工事費用に予算が掛かってきます。

 

 

となると、それらを想定した資金計画をすべき

ということになってきますよね?

 

もちろん高付加価値住宅ですから家も高くなるし、

それを活かすために土地も外構も高くなるので

、並の高性能住宅より念入りな資金計画は必要です。

 

そういった家の理屈は、それなりに建設費は高くなるけど、

その分太陽光発電の売電による収入があるので、

生涯コストは安くなる!というところでしょう。

 

そのポイントとなる太陽光発電の効率が落ち、

想定していたよりも売電による収入が低くなってしまうリスクもありますので、

忘れずに。

 

余分なコストをかけて高付加価値なパッシブ住宅を建てたのに、

いざ暮らしてみると、日々の生活が忙しくてカーテン閉めっぱなしで薄暗かったり、

プライバシーが低くなってしまうので、と窓をしめてしまって風通しが悪かったり、

季節に応じた調整なんてしている余裕がないので装置を十分に機能させれず、結局エアコンに頼って電気がかかったり、

聞いていたより維持費がかかることもあるので、結論そういった性能面での高付加価値住宅は土地代と外構代を絶対にケチるべきではないんですよね。

 

ローコストビルダーで家を建てる場合にも、

先程と同じように、土地代や外構工事に、

それなりに予算を組んでおくようにしておくべきです。

 

なぜなら、ローコストな建て方をした場合、

暮らしにくい間取りはある程度覚悟が必要だからです。

多くの場合、リビングをはじめ各部屋は全て

南に面するように配置し大きな窓をつくる、

そして水回りは1ヶ所にまとめるという間取りがほとんどです。

 

しかしこれでは、まずプライバシーが低い家になってしまいます。

なんといっても周囲から丸見えですからね。

となるとカーテンを閉めてそれを遮断するので、家の中が薄暗くなり、風も通らなくなります。

防犯性も良くないですよね。

どこにどの部屋があるのか一目瞭然で分かってしまうわけですからね。

 

ですから、先程のパッシブ設計同様に、

それなりに高い土地を購入し、

かつ外構工事にも余分にコストをかけるべきなんですよね。

そうすることで、暮らしやすさを向上させることが出来るようになります。

(ローコスト住宅は、そもそも家のデザインがあまり良くないので、

外構工事で余分に装飾することで、それをカバーする役割もありますが・・)

 

 

ハウスメーカーの家も、実はこれと似ています。

なぜなら、このローコストな家の建て方は、

そもそも建築費が高いハウスメーカーが、

少しでも安く建てられるように考えた間取り

といっても過言ではないですからね。

 

ここまでご紹介させていただいた住まいを、

もしあなたがお考えでしたら、

・土地代にしっかり予算をとること!(そのエリアで最も高額な土地が理想)

・外構工事費用をケチらないこと!(土地の坪数×最低3万円は予算計上すること)

この2点を考慮しつつ資金計画&家づくり計画を

練るようにしていただければと思います。

 

 

それでは、また!