家づくりブログ

2018-03-15 20:38:00

平屋を建てる時に注意すべきポイント

トリクロール酢酸ってご存知ですか?

どうやら鼻が弱い人には評判が良いらしく、

私は知り合いから教えてもらって、二年前に鼻の中を処置してもらったのですが、

私には効きませんでした…。

たった一年の効用で、今年はくしゃみしっぱなしです。

もう諦めます…

(私の知り合いの方はずっと調子良いみたいです…)

 

   

おはようございます。

生涯価格がお値打ちな家を一棟一棟丁寧に、

をモットーに木の家づくり・リフォームをしております

岐阜県海津市、ハッピーホーム 株式会社後藤工務店の代表 後藤です。

 

 

平屋のお話でしたね。

 

暮らしやすさと使いやすさ、長い目で見た経済性、に優れているという理由から、

ハッピーホームでは、このご家族・環境には平屋が適すると判断した場合には、

最初の選択肢として提案させていただきます。

 

といっても平屋を建てようと思うと、

どうしても同じ面積の2階建ての家と比べると坪単価は高くなってしまい、

購入していただく土地も広くしなくてはいけないので、

土地代まで高くなる可能性もあります。

 

さらにご存知の通り、全ての部屋が1階になるのが平屋なので、

設計が悪いと、プライバシーが驚くほど低くなったり、

また、どこにどんな部屋があるのか一目瞭然で分かるような

間取りにしてしまった暁には、防犯性までも低い家になってしまいます。

 

ということで、平屋を建てる時には、

いろいろ注意すべきポイントがあります。

 

では、まずその1つ目。

 

●コストアップを防ぐためにムダを省く。すなわち面積を必要最小限の抑える!

です。

2階建て住宅の最も不便なところは、

上下に部屋が分かれてしまうところですよね。

 

子供さんは自分の部屋に荷物を持って行くのがめんどうなので、

おもちゃなどはリビングに散乱しがちなんです(涙)

お母さん自身も洗濯物をいちいち2階に持って行くのは、

毎日となると、かなりめんどうなんです、実際。

なのでそれらは階段や廊下に置かれるようになってしまい…、

そのうちリビングやダイニングに適当に置かれるようになっていきます。

 

服だってわざわざ自分の部屋まで取りに行くのも、

片付けにいくのも、めんどうなので、

いつの間にかダイニングの椅子がハンガー代わりになって…

いませんか?(笑)

 

これらを2階建て住宅で防ごうと思うと、

1階に収納をたくさん造ることになり、そのせいで面積が大きくなり、

どんどんコストがかさんでいくわけです。

でもって、ローンの負担が上がり、後の生活がキツくなってしまいます。

家の面積が大きくなればなるほど、

掃除の手間も大変になり、忘れてはいけない維持管理費も比例して増加します…。

 

その点、平屋になると、寝室も子供部屋も、

全て1階になるので、

2階建てのように余分に収納を造らなくても、

自分の服や荷物を楽に自分の部屋の収納に片付けられますし、

洗濯物を片付ける動線もぐーんと短くなるので、

リビングやダイニングはいつも簡単スッキリなんですよね。

 

なので、平屋にすることは、

使いやすさと楽チン有効面積が増えるので合理的です。

一方で、二階建てよりも坪単価自体は高くなってしまうので、

本当にお得に建てるには、さらにムダなスペースをカットしていく必要があるんですよね。

 

そのためには、寝室や子供部屋の配置を

上手く設計することが必要不可欠なんです。

そこは設計士の腕の見せ所です!

これらの部屋を上手く配置出来ないと、

2階に個室を配置した時のようなムダな廊下が同じようにできてしまいます。

その逆にうまく配置できれば、ムダを全てカットすることが出来るようになります!

 

それとですね、2階に個室を作ると2階にもトイレが必要になりがちですが、

平屋であれば無くすることが出来るので、

これだけ考えてもトイレ前のスペースと合わせて4帖のムダ面積のカットですよね。

約80万円のカットですよ!

 

しかも、2階の子供部屋や2階のトイレは、

高い確率で将来誰も使わなくなるため、

掃除や管理手間も同時になくなります!

 

さらに平屋にすれば、なんと階段が無くなりますよね。

(当たり前のことですが(笑))

となれば、2帖+2帖=4帖分面積のカットですので、

先程の廊下&トイレの面積カットと合わせると、

トータル8帖(=4坪)もの面積をカットすることが出来るんですよね。

約160万円のカットです!

 

そう考えると、たとえ平屋にしたとしても

そんなに大幅にコストアップすることなく、

同じ部屋の広さと収納量を保ちつつ、

かつ、それらが全て1階にあるので、使いやすさをアップしながら建てることが出来るようになる

ということが何となくお分かりいただけましたか?

 

あと、そうです。

家の面積が小さくなれば、土地面積も

それに伴って小さくすることが出来ますよね。

 

平屋を建てようと思うと、多くの方が

70坪以上は土地の広さが必要だと思われているのですが、

実際のところは55坪もあれば、4人家族が充分ゆったり暮らしていただける

平屋住宅を建てることが出来ます。

 

もちろん、先程ご説明したように、

イケてる設計でムダを限りなくカットし、

必要最小限の面積に抑えることが出来たらですけどね。

(普通のムダだらけのだだっ広い平屋なら70坪以上の土地が必要だと思いますので要注意です)

 

ということで、平屋を建てる場合は、

家も土地も、ムダにコストアップにさせないためにも、

まずはムダを省き面積を本当に必要な必要最小限に抑えるようにしましょう!

 

ただ、それだけでは、

“暮らしやすさ”という点において、

大きく欠けているところがあるので、

もう一点注意しなければいけないポイントがあるんですよね。

 

 

長くなってしまったので今回はこれで。