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私が大工仕事を経験して感じていること3選

こんにちは、海津市のハッピーホーム後藤工務店の代表 後藤です。

工務店の4代目として生まれ、大工仕事も経験して今があると感じています。

今日は、私が大工仕事を経験して感じていることをお話しします。

目次

①      30代終盤、大工技能向上から社長業へ

設計から現場管理・大工仕事・業者さんとの打ち合わせまで広く経験させていただいたお陰で、建築・木造・材料に関しての生きた知識は備わっていくし、大工仕事も遅いながらも一人で家一軒全部造ることができる自信もついてきたのがこの頃でしたか。

ただ、38歳で社長に就任するまで、あれもこれもしながら極められるほど当時の後藤工務店が誇っていた大工仕事は甘くありませんでした。

なにせ伝統工法でもある本鴨居造りが出来る大工さんといえば極まれな存在だと思うのですが、私が目指すべき方向性やレベルは先代社長の教えを真に受けてそこだと思い込んでいたからです。

もちろんその方向性がダメという訳ではないのですが、服に例えて言うなら、毎年若者向けファッションの流行りが変わっていく中で、「和服には和服の良さがある。」という事で、和服を少しづつ変化させながら作り続けるといった感じでしょうか。

本鴨居造りは木の組み方が複雑で、地震に対しては間違いなく強いのですが、伝統工法なだけに耐震性の数値化も簡単には出来ず、建築基準法的には不利なんです…

そのうえ材料も一般の住宅より高価で、大工手間もたくさん掛かってしまい、「安く早く見栄えの良いものを」という昨今の住宅事情には合わないものに年々なっていく事を感じていました。

社長に就任したことで、本鴨居造りを極めるような大工技能の向上はこれから自分がすべきことではない、と決心が出来ました。

②      40代、お客様が求めるものを造ろう

大工仕事の習熟期間から解放されて(笑)、自社の住宅の方向性をより考え出したのがこの頃でしたか。

刻み仕事ではプレカットを採用することでスピードと価格を見直して、質は落とさずに夏冬の快適性をグレードアップしていくことがこれから求められる家づくりなのでは、と自社仕様の高気密高断熱住宅を模索し始めたのもこの頃です。

価格と性能のバランスを意識しながら、住宅業界の流れにも沿って、良いものは残しつつ改善していくということですよね。

40代は本当にいろいろありました。

ただ、自分の行きたい方向をその都度見つけながらチャレンジして反省してという繰り返しは楽しく、あっという間に過ぎてしまった感じです。

人にも恵まれ、いろんな人に助けられていると実感できるようになったのも40代からの気がします。

③      50代、暮らしの質が向上してこそ良い家

たくさん建っている家のタイプが良い家とは限らない。

それが多くのお客様に望まれてたくさん建っている訳ではなく、時代に沿っていれば良いものが残せる訳ではない、という事にも気づき始めたのがこの頃。

どの業界でもそうだと思うのですが、例えばワーっと流行ったものがある程度年月が経った頃、その寿命や短所が明らかになってきて、「それって良いものなの?どうなの?」って気づかされることもあるんですよね。

歴史や推移を見てきて、大工も経験して、リフォームも多数手掛けてきた事により、「もう分かっている部分、何となく先々の想像がつく部分」というものがある気がしていて、そういう部分は例え建築時のコストが高くなったとしても、後々、お客様のためになる事ならご提案すべきと思っています。

それは材料や機器だけでなく間取りプランや省エネルギー性能にも言えることで、暮らしの質の向上する事はお客様のご意向を踏まえた上でこちらからも提案しています。

そしてまた、そのお客様の生の声を聞いている事で、経験談を交えながらご提案できるのが、社長が営業をしている小さな工務店だからこそ出来る事と感じています。

ハッピーホーム後藤工務店ではお客様の「好き」をお聞きして、それをカタチにしています。

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好きなものに囲まれて

楽しく暮らしてほしい

ハッピーホーム 株式会社後藤工務店

代表 後藤健太郎

岐阜県海津市海津町外浜84-1

TEL 0584-54-7588

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