家づくりを始める前に知っておくこと3選

家づくりとなると
「まず住宅展示場に行ってみよう！」となる事も多いかと思います。

その住宅展示場に出店しているハウスメーカーさんですが、我々業界の者はもちろん、一般の方にも知られるようになってきた事があります。

それは、、、
省エネ快適性能が低い会社さんもいて、性能の高さで言うと“並”の会社さんが多いという事。

最近は、断熱性能の指標UA値や気密性能の指標C値を記載した、有名ハウスメーカーさんの順位一覧表もネットで見られます。

ただ、それも“曖昧なもの”というのが我々業界人の解釈です。

理由は下記です。
1， そもそもそれらの数値はそれぞれの会社さんの自己申告である
2， UA値とは設計上の理論値なので、実際の家では施工の精度（職人さん・監督さんによる）で断熱性は変わってしまうもの
3， C値は実際の家を計測した物が本物で、同じ会社で建てても物件や職人さん・監督さんが違えば全然違って当たり前
4， C値の実測の仕方も会社さんによって緩い厳しい、の差がある（これは業界人でも知らない人は多いと思います）

以上の事から、同じUA値・C値でも会社の施工・測定方法やその物件ごとに快適性は大きな差が出る事がある、というのが事実です。

ですので、現場ごとの施工品質・施工管理が大切になってきます。

これは良く聞く話ですが、営業マンさんから「今ならこの補助金が使えます。」とか、
「4月までに着工すれば安くできるのですが、そのためには今月末までの返事がリミットです。」とか期限を切られるケース。

これも半分正解で半分不正解な事も多いと思います。

そんなフレーズで誘われた時には、よくよくいろんな人に話を聞いた方が良いかもしれません。

私的には98％あやしい部分を含んでいると思っています。
「ハウスメーカーの営業マンは3年経ったらもういない…」とは昔から聞きますし…

また、そういう“決断時期や契約時期を絡めたお得な話をする営業マンさんに当たる確率は住宅展示場に行くと格段に上がる気がします(笑)

一生に一度の買い物ですので間違えない様にしてほしいですし、我々造り手も良い家を提供するという観点で誠心誠意応えるべきと思います。