A社長『最近、私の住む岐阜市や隣の羽島市、大垣市のお客様から「平屋の家がいい」という声が多くて若い人でもけっこうそういう人がいるんだけど、社長のところはどうですか?』
私『うちもだよ!確かに増えてるよね。時代の流れだろうね(笑)』
先日、お互いに切磋琢磨しあっている岐阜市の住宅会社のA社長さんとこのような話をしたのですが、どうやらここ最近は、平屋を建てたいと考えている方が増えているようです。
おはようございます。生涯価格がお値打ちな家を一棟一棟丁寧に、をモットーに木の家づくり・リフォームをしております岐阜県海津市、ハッピーホーム 株式会社後藤工務店の代表 後藤です。
今日から、私が家づくりについて思う事などを、ブログを通じて皆さんにお伝えしていこうと思います。
初の今日は『出来る限りあなたに平屋をおススメする理由』です。
確かに平屋願望の人、増えていると感じています。
その理由が地震を心配してのことだったり、
ライフスタイルや価値観が変化だったり、
平屋のほうが安いイメージがあったり、は、いろいろの様ですが、
私個人は家を平屋にすることは、とても良いことだと思うので、その理由について今回はお伝えさせていただきますね。
●平屋の良いところ その1
→使わないムダな部屋を作らずにすむので、建築費が安くなる!
平屋にすると、すべての部屋が1階になりますよね。寝室も子供部屋もなにもかも。
それにより、子供部屋をいきなりフル稼働で使うことが出来るようになるのです。
どういうこと?
ですよね(笑)
二階建てを建てた若いご家族は良く分かると思うんですが、子供さんが中学生になるまでは、子供部屋ってほぼ使わないんですよね(笑)
それが一階にあると、小さなころから自分のおもちゃを自分の部屋に置いたり、自分の部屋で遊ぶことが出来るのです。
親さんの気配が感じられるからでしょう。
結果リビングにおもちゃが散乱しなくなり、掃除・片付けがとっても楽チンになります。子供部屋が多少散らかっているくらいは良いのでは(^^)
また、子供さんが小さい時にはおじいさん、おばあさんが泊まることがあるかもしれませんが、そのためだけにわざわざ普段使わない客間なんか作らなくても、子供寝屋で寝てもらうようにすればいいと思いませんか?
子供さんが小さい間はお父さんお母さんの部屋で一緒に寝るでしょうから夜は空いてるんですよね。
建築費が有り余っていれば、たくさん部屋を造ればいいでしょうが…(笑)
子供部屋に子供たちの荷物はいっぱいあったとしても、おじいさん、おばあさんが一晩寝るくらいは問題ないでしょう?
子供さんたちも大好きなおじいさん、おばあさんだから、嫌とは言わないでしょうし。
となると、ムダな部屋を作らなくてすむじゃないですか。
さらに、子供さんが成長し家を出て行った後も、2階の部屋ですと、開かずの間としてのただの物置と化してしまいますが、(昔の私の部屋がそうでした)
1階の部屋ですと、収納として利用した場合でも、動線的にも非常に使いやすいです!
たまに帰ってきたときに寝るくらいは問題ないでしょうし。
また一階ですと、部屋としても利用しやすいため、いろいろ活用に幅が広がります!
●平屋の良いところ その2
→1階に収納が多くなるのでお母さんが楽!
収納は、ただ多けりゃいいってもんではなく、出来れば1階により多くの収納を作ると便利なんですが、ほとんどの2階建住宅は、都合上、2階に収納が多く、1階に収納が少ないということになりがちです・・・
1階には水廻りやら色々な部屋があるのでスペースがなくなってしまうんですよね。
その結果、いちいち二階にとりに上がったりで使い勝手が悪いし、リビングやダイニングがモノで散乱してしまい、狭苦しくなるわ・・片付けにくいので掃除する気にならないわ・・
という悪循環を招いてしまうことになります。
しかし、平屋ですと、1階にだけ部屋や収納が存在するようになるので、分量さえ確保出来ていれば、掃除・片付けもしやすく、いつまでもリビングをスッキリきれいに保つことができますし、掃除もかなり楽になります。
●平屋の良いところ その3
→地震にも超安心!
地震によって倒壊した家の多くは、2階の重さや屋根の重さに耐えられなかった家です。
なので、地震に強くする一番のポイントは、高い位置の重い物を出来るだけ少なくし、重心を低くすること!
その観点で平屋がベストであることは言うまでもありません。
現在の住宅は、耐震計算もしっかりしますし、そもそも構造体自体がしっかりしているので地震で倒壊することはまず無いと思います。
とはいえ、一般的な住宅の場合、1階にリビングという大空間があり、2階に小さな個室を配置するため、どうしても1階より2階の方が柱も壁も多くなり、結果、上に荷重が大きくかかっていることになっています。
その上、1階のLDKなんかは特に明るい空間にしたいので1階南側に大きな窓をとることが多いのですよね。
なので、さらに1階の壁量が少なくなって弱くなってしまいがちなんです。
それを補う為に、耐震化だけでなく、制震も注目されつつあるこの頃ですが、そもそも論として、出来る限り2階をなくすようにすることが、実は一番有効なことでもあります。
いかがでしたか?
『よりよい暮らし』ということに着眼してみると、
平屋はとっても素晴らしいということが、お分かりいただけたのではないでしょうか?
とはいえ、平屋はどうしても坪単価が高くなってしまう事も否めませんし、ただ単純に平屋にすればいいというわけでもありません。
また、平屋にしようと思うと敷地条件も関わってくれば、ありきたりの設計では、余計に住みにくくなってしまう事もあります。
ですので、次回は平屋を建てる時に注意すべきポイントについてお伝えしていきたいと思います。
それでは、また!
HAPPY HOME
株式会社 後藤工務店
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