こんにちは、岐阜のハッピーホーム後藤工務店 後藤です。
今回の地震で被災された方には心からお見舞い申し上げます。
工務店の4代目として生まれ、27年間で何百棟という建物に携わらせていただいて今があります。
今日は、今からでもやってほしい地震対策3選をお話しします。
① まずは家具の固定
震度6を超えると逃げようにも動けないとも聞きますよね。
で、また家具が倒れるのもこのくらいからかなと思います。 なので家具の固定は必須と思います。
家具の固定は、建築に携わる者なら簡単に出来ますが、一般の方にはハードルが高いかもしれません。
方法は倒壊防止用の金具で家具を家の壁などに留め付ける訳ですが、ポイントは壁や家具の丈夫な所を効率よく正確に見つけられるかです。
見つける方法は、ここで説明するのも難しいので、近くの大工さんや工務店さんに家を見てもらえば確実です。
転倒防止用の金具も場所に応じていろいろ使い分ける事になるので、それも聞いてみましょう。
② 寒い時期に2階を軽く
屋根を軽くするのが効果的なのと同じく、皆さんが出来る事で2階を軽くするのが良いと思います。
家は揺れて倒れるので、上の方にある重いものを無くして揺れを少しでも少なくしてあげるんです。
2階に無駄な物が無いか、あればこの際処分してはいかがでしょう?
昔から建っている古い家であればあるほど2階にいらない物が溜まっているのではないでしょうか?
寒い時期は意外と作業がはかどるので今がチャンスですよ。
③ 古い家はできれば寝室を2階に
近年の耐震基準を満たしている家に関しては、なかなか倒れるまではいかないと思っています。
ただ、古い家は震度7を超えると倒壊する可能性が高まる、と言われていますよね。
で、いざ倒壊するとなると2階建て以上の家は1階が潰れる事がほとんど、という事はご存知ですか?
特に古い家は屋根が重い日本瓦で重心が高く横揺れに不安定だったり、構造が劣化して弱っている建物も多かったりして、
さらに2階建ての場合は1階と2階の繋ぎ目部分にしわ寄せが来て倒れるというメカニズムなんです。
なので2階にいる場合は「急いで外に!」という必要は無いと思いますし、できれば寝室は2階にある方が安心と思っています。
今一度、耐震対策についてご家族で話し合っていただくと良いのではないでしょうか。
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