梅雨入りですね。
来月の建て方は晴れであることを祈っています。
おはようございます。
夏涼しく冬暖かい生涯価格がお値打ちな家 を一棟一棟丁寧にをモットーに木の家づくり・リフォームをしております、岐阜県海津市、ハッピーホーム 株式会社後藤工務店の代表 後藤です。
前回の続きで、食堂が薄暗く部屋隅のスタンド照明で照らされて雰囲気づくりをされてみえるのかと思ったのですが、何と「雨漏りで天井の照明器具が消えてしまい点かなくなってしまった…」との事。 確かに天井のクロスにはシミが付いてめくれている所もあって、何でも良く見たらきのこが生えていたと…
そんなばかなと思いましたが、ご子息家族は母屋東に建っている離れの2階に住んでいて、母屋には高齢のお母様が一人で住んでいるので雨漏りしていることに長年気付かなかったんでしょう。ただ、今回雨漏りに気付き二階に上がったら、あっちもこっちも漏れているという状況だったとの事なんですね。
状況確認のために二階に上がらせていただくと、昔ながらの壁も天井も張っていない丸太梁入り組んでいる空間で土埃が積もった床のあちこちにブルーシートが敷かれ、雨をうけるバケツやたらいが20個くらい置いてあるという懐かしい感じ。二階の屋根裏を見ても窓から顔を出しても屋根自体の傷み具合の深刻さが分かりました。
お座敷でひとしきりご家族の意向を聞き、何をどこまで触るのかはその日には結果が出ませんでした。 というのも、今年の1月にお母様のご主人様が亡くなられたばかりで、その動揺もおさまらない内にこんなことになって、100年以上経つ大きな家を修理するにもどうするにもかなりの金額が掛かるからるし、何せ心の準備が出来ていないですよね。
そして後日連絡があり、まずは母屋の雨漏りを止められるかやってみる事になりました。
瓦工事店さんに連絡をするとすぐに予定を合わせてくれて、屋根に登ってみると、全体的に老朽化した屋根にはやはりあちらこちらに原因らしき所があり、応急処置としては何とか対応できたのではというところでお母様に報告をし、瓦工事店さんの一緒にコーヒーをごちそうになりました。
さて帰ろうかと、瓦工事店さんが「もうよっぽど大丈夫だからね。」と言うと、先程まで地元話なんかで楽しく話していたお母様が、改めて安心されたのか突然泣き出し、もうどうしたら良いのかととても不安だったとの事。
改めて100年以上経つ大きな家を維持されてきたお母様が感じてみえる重圧と歴史の重みを知り、何とか良い方向に向かっていただけるようにと願っております。
すでに順番待ちの状態であるのですぐに大きな工事は出来ないことはお伝えしているのですが、待っていただけるというお言葉を聞き、また身の引き締まる思いをしております。
それまでにご家族皆さんが納得できる方針を決めるお手伝いができればと思っております。
それでは。
HAPPY HOME
株式会社 後藤工務店
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